住家と他の不動産会社は似て非なるもの。その④
第4の選択肢の場合、ここから2択に分かれますので今回は...
●ケース②
家探しをお願いしている不動産会社さんにリフォーム会社さんを紹介してもらう。
家を購入されてリフォームもしたいという方は、ほとんどがこちらのケースになるかと思います。
不動産会社さんからの紹介業者なので、内見時に立ち会ってもらえるケースもあります。
ですが...
家探しとなると3~5件。多い方なら7~10件と内見されます。
このすべてに同行してもらえる訳ではないので、本命物件となる1~2件までは不動産会社さんとご自身で選んで、最終候補まで残った物件の内見時に、リフォーム会社さんに同行して確認してもらうという流れになります。
ここでの大きな問題は
①、本命物件に残った1~2件がリフォーム会社さんから見た時に最良でない可能性がある。
②、①の理由からお客様の望む工事内容ができない。希望のデザインにならない。もしくは適すが予算オーバーする。
③、リフォーム会社は不動産会社からの紹介業者なので、不動産屋が契約を取りやすいように不動産会社側のサポート役にすぎない。
そして最終候補に残らなかった物件の中にこそ最良な物件があったのかもしれないという疑念が残ります。
こうなってしまうと最終候補まで残った物件でそのまま契約するか、もしくは一旦仕切り直して一から探すかになってきます。
◆そのまま契約する場合、最良物件ではないので工事内容や予算に大きな妥協が必要になるかもしれません。
◆仕切り直しの場合、結局は不動産会社さんとご自身で精査するので、同じことの繰り返しとなるかもしれません。
余談ですが、不動産会社さんがお客様にリフォーム会社さんを紹介する場合、リフォーム会社さんは営業活動や広告宣伝費をかけず労せずして受注が取れます。
この場合、リフォーム会社さんは不動産会社さんに対して紹介料(バックマージン)を支払っています。
この資金はリフォーム会社さんの企業努力ではなくお客様負担です。
工事見積の中に予め紹介料分が上乗せされているのが一般的です。
その③で書きました住宅ローンの問題は、不動産会社さんから紹介されたリフォーム会社さんであれば、タイミングを擦り合わせレスポンス良く動いて頂けるのではないでしょうか。
●ケース②をまとめますと...
◆不動産会社さんにリフォーム会社さんを紹介してもらえる場合がある。
◆家選びは不動産屋さんとご自身で行うが、最終候補の物件内見時にはリフォーム会社さんが同行してくれる場合がある。
◆紹介されたリフォーム会社は不動産会社側のサポーターである。
◆紹介料の分、リフォーム工事代金が割高になっている事がある。
◆その③で書いた住宅ローンの問題はほぼ解消される。
その⑤へ続きます。
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