モンクレール、デュベティカ、タトラス、カナダグース、ヘルノとご紹介してきて今回が最後です。
ピレネックス。
実際に見て試着もしてきましたが、カナダグースに似ているなという感じです。
表地の生地、デザイン、ライン(シルエット)、ファー等々
ただ全然違うところがあってそれはボリューム感です。
カナダグースと比べると全体的に分厚くモコモコと着膨れした感じでした。
ダウンジャケットの場合、分厚い(ボリュームがある)=温かいではありません。
ダウンとフェザーの割合。ダウンの種類(グースorダック)。フィルパワーで決まります。
私なりの目安ですが、ダウン90%・フェザー10%。グースダウン。600フィルパワー以上が良いかなと思っています。
『ピレネックス』はフランスはピレネー山脈のふもとにある町で、羽毛を生産する会社として1859年に創業。1960年代に入り、他社ブランドの製品を製造するOEMメーカーとしてシュラフなどのキャンプ用品やアパレル製品を生産しはじめました。その後、世界の名だたるブランドに素材を供給し、’90年代から『ピレネックス』の名を冠したオリジナルブランドをスタートさせています。
『ピレネックス』の魅力は何といってもダウンです。寒冷なピレネー山脈の麓で育ったダックの羽毛は、優れた保温性を有し、非常に高いフィルパワー、保温性の高いダウン製品を作り出せます。この地の利を生かし、原毛から製品までを自社で一貫生産。こうしたクオリティーコントロールのもとでダウンウェアを生産しているブランドは、世界的にもまれです。
『ピレネックス』は、もとはOEMファクトリー。デザインもラグジュアリー志向なギラつき感がなく、モノ好き、いいクオリティーのダウンを着たい、という方におすすめです。また着こなしもベーシックな雰囲気によく合うので、シンプルなファッションを好む方に適しています。
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